ベランダにハトが居ついて困る①
平和の象徴。
といえばハトですよね。
武力よりも対話での解決を望む穏健派のことをハト派と呼び、
セレモニーでは平和への祈りを込めていっせいに放たれるハト、
羽根を広げ大空に羽ばたいていく姿、を目にします。
公園ではお年寄りや子どもにえさを与えられて可愛がられてますもんね。
まあ、うちの奥さんなんてあの首の動きが気持ち悪い、っつって
カラスの次に嫌いな鳥だわ!なんていう人もいますが・・・。
でも、数ある鳥の中で
何でハトが名誉ある「平和の象徴」に選ばれたんでしょうか?
ってたどってみたら
旧約聖書の創世記、ノアの箱舟の伝説にたどり着いちゃいました。
大洪水から箱舟で逃れたノアは、
放したハトがオリーブの葉っぱをくわえて持ち帰るのを見て、
ああ、陸地が現れたんだ、洪水は終わった!
ようやく平和がもたらされる!
って知ったんだって。
伝書バトなんていう使われ方をする種類の鳥だから、
帰巣本能がとても強いわけで、
もしこれがインコちゃんとかスズメちゃんだったら
ノアのところには戻ってこなかったのかもしれないねー、
なんてことを考えたら、
やはり選ばれるべくして選ばれた鳥なのだね、
と思わざるをえませんわな。
ちなみにオリーブの花言葉も平和だったりするみたいです。
そして、ほんと、すみません。
平和の象徴、なんて持ち上げといて
そのハトちゃんのもたらす深刻な害を、
われわれビルメンは現実的側面から訴えなければならないわけです・・・。
複雑だわ。
つづく。
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