呪い(≒魔法)にかけられて
「ホント、この素晴らしいクラスに出会えたことで、
先生は、先生を辞めずに、
これからもずっと先生を続けていくことを決心できました。
そういう意味で、君たちは、先生の恩人です。
改めて言うのは恥ずかしいけど、どうもありがとう。
先生は、君たちの事を忘れません。
また、君たちにも、先生のことを忘れて欲しくありません。
覚えていて欲しい。
だから、先生は、君たちに、
呪いをかけました。
君たちは、テレビや映画館で竹内結子を見かけたとき、
先生のことを思い出す。
そして、エビを見たら、先生を思い出す。
君たちが二十歳になったとき、エビを見かける。
そのとき『あっ、そういえば!同窓会しなくちゃ』と、必ず思う。
そういう呪いです。
普段、先生が、『エビ嫌い』と言っていたのは、
好き嫌いを言っていたわけではありません。
実は呪いの言葉だったのです!!」
先生、きっと、竹内結子の大ファンなんだろーな…。
それにしても!
卒業時にいい先生にあたったもんだ。
親たちも見守る中、
まるで金八先生のような台詞を、てらいもなく口にし、
子供たちに深々と頭を下げた。
かっこいい、と思った。
いい先生に会えて、いい友達にもたくさん巡り合って、
うちの2号は幸せだなぁ。
自分のことはまるっきり忘れて人の世話を焼くお人よし。
その分、この子には、誰よりもたくさんの幸せが訪れて欲しい。
神様、見てますか~??
卒業式ではいろんな感動の涙をいっぱい流してしまった。
おまけに、先生の呪いもかけられてしまった。
今日の現場のおすし屋さんでエビを見かけ、
不覚にも、
さっそく先生のことを思い出してしまったんだ…。
家族を大切に!
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