福岡市内エアコンクリーニング||株式会社ダイワス

形式的な卒業というものの、ぼくの最後の体験はといえば、大学の時のアレだ。



勉強もせず留年して卒業にたどり着いたような出来損ないの輩は

かしこまった式典なんぞお呼びでない、

終了証書授与式という実益のあるものにのみ出席しておればよい。

という暗黙のルールを知らず、

Ｇパンにトレーナーという格好でそのデコレートされた式典会場に足を運んだのが

運のつき。

なんと、目に入る全員が

まだ折り目の伸びきっていないスーツに、結び方を習ったばかりのネクタイというイデタチ。

ちょっとやばいかな、という気持ちを抑え入場ゲートに足をすすめたが

係員から式次第のパンフレットを渡してもらえない・・・。



イゴコチガワルイ。



そのとき、

２～３歩後ずさりしたぼくの目には見覚えのあるフレンドリーなスマイル。

同期入学から同じく留年を経験して同期卒業と、

同じ町で同じ時間を過ごしてきたＩ！

特に他の同級生たちが大学を去った後いつもつるんでいたＩ！



お、お前、

シャツにＧパン・・・。



数千人に及ぶと思われる卒業生（卒業式典参加者）のなかで、

お前と俺だけが私服姿（というか寝巻き姿・・・）。

なんの打合せもなく。



そのまま二人は大笑いしながら

式典なんかアホクセー、とかいって

いつも通りコンピニへビールを買い占めにいったそうな・・・。


つづく。

（このまま終わったらソニー・ロリンズが意味ないもんね。）